●JNS

左からジョニー 吉長(D)、鮫島 秀樹(B)西山 毅(G)[敬称略]
ご存知!J.L&Cのジョニー吉長氏にハウンドドッグの鮫島秀樹氏・西山毅氏による強力ロック・トリオ。3月から開始された全国ツアー中の彼らを京都・都雅都雅でキャッチ!してまいりました。貫禄のベテラン・ロッカーにZOOM UP!!です。
JNS結成のいきさつは?
●鮫島
10年程前に、ichiroたちとSon of Bluseをやったのが最初のキッカケ。当時ハウンドドッグで、いつもカッチリとした音楽…ショウをやっていたから「毎日違うこと」を演ってみたくなった。70年代のロックのスタイルに戻ってみたくなってネ、その時ジョニーにドラムを頼んだの。それ以前からジョニーとは仲良くてチョクチョク会ってはいたんだけど、一緒に音を出すのはその時が初めて。で、音出してみたら「イイじゃん!合うじゃん」で…今回またジョニーと音出したいなと思って「また演ろうよ」って声をかけた。
ギターが西山さんになったのは?
●鮫島
コテコテのBluesミュージシャンを呼ぶよりも、全然違う発想を持った「西山はどうかナ?チョっとロックよりになるかナ?」と思って。
●吉長
ピンポ〜ンだったのヨ!!それが!
●鮫島
最初はどうなのかナ?とも思ったんだけど…歌モノ嫌いの西山もこの「ズルズル」の世界が好きになったようで!(笑)
「歌モノ」は嫌いだったんですか?
●西山
ウン、大ッ嫌いだった(笑)
●鮫島
珍しいヤツだな(笑)
●西山
だけど、ジョニー・ルイス&チャーは好きでしたよ(笑)。ボクがリスペクトしているミュージシャンというのはJeff Beckなどで、ともかく…インストゥルメンタル世代なもんで、ボクにとって主たる音楽はインストゥルメンタルミュージックで、アマチュア時代にはインストバンドでいろいろなコンテストに出てたりしてました。「歌モノ」は食べて行くためにやって来た…ビジネスとして「歌モノ」、アーティスティックな部分では「インストゥルメンタル」という感じで、軸足は常にインストゥルメンタルミュージックなんですよ。
そんな西山さんは、ハウンドドッグで22年間プレイしましたが。
●西山
「歌モノ」に対してどう、ギターを弾いて判らなかったものだから、ハウンドドッグでの22年間はボクにとっては凄くイイ経験だったと思います。
それではご使用の楽器・機材について教えてください。
●西山
ギターはMOONのストラトタイプです。
●鮫島
アトリエZのJAZZ BASS。20代の頃にジェイムス・ブラウンにインタヴューする機会に恵まれてね、その時に「ベースは何を使ってる?」と聴かれて「ジャズベかプレベだ」と答えたら、「JAZZ BASSを弾け」と言われた。「どうしてですか?」と尋ねたら「木の音がする。ウッドベースの音だ!」と言われ、それ以来JAZZ BASS。
西山さんは最近ではノーマルの3シングル仕様のギターを使われることが多い様ですが。
●西山
それはもう「食の好み」が変ったと言えば、一番表現ピッタリくるかなナ?ハンバーグやステーキが大好きだったのがヒラキなんかが好きになった…それと同じ。
アンプはお二人とも現地調達のようですね。
●西山
以前のようにギターテクニシャンやらローディーがいて…という環境でもないので、持ち歩くのはマルチのエフェクター1個だけ!それだけで音を作って、アンプは現地のもの。ダ〜れもが使ってるJAZZ CHORUSとかでネ。JAZZ CHORUSって誰もが使うし、誰もが音が見えてるアンプだけど、でもそのJAZZ CHORUSで「エッこんな音が出るの?」という世界を作りあげて行くことの方が今のボクにとっては面白い。
●鮫島
アンプは…音が出れば良い!(笑)ベースアンプなんて持ち歩けないしネ!エフェクトも無し、チューニングメーターだけ!たまに弦も古いままの方が良かったりすることもある。要はドラムなどと“混ざった”時にイイ音してればイイの。プレジションもね、単品だとロクな音してないんだけど、混ざるとイイ音してるの。
では、ジョニーさんですが…ジョニーさんと言えば、26inchのツインバス!というイメージが強いのですが。
●吉長
あっ、アレは若い頃のテメーの中でのバカ騒ぎであって、本当は3点がベストなの!今はスティックしか持ち歩いてネェ〜よ。
ジョニーさんは元々はヴォーカリストですよね。
●吉長
ドラムはイヤイヤ叩いたんだ。24才の時、ライブハウスでハコバンやってた頃、ある日ドラマーに「そこ違うだろ!」って文句を言ったら次の日から来なくなっちゃった。他のメンバーから「お前のせいだ!」って言われたから、仕方なくスティックを握った。ドラムの事なんて1も10も何も知らないで叩いちゃったヨ。「成せば成る、成さねば成らぬ、何事も」っていうことじゃネぇ〜の。ともかく仕事でやってることだから、やらない訳にはいかない。だから、ドラマーとしては…アマチュアって〜時代がないんだヨ俺。(笑)その日からプロ!
最近の音楽ファンには「ドラマー・ジョニー吉長」のイメージの方が強いかもしれませんが、ご自身ではどう思われますか?
●吉長
ミュージシャンである…と思うから、楽器は何でもイイの。詩があって、唄があって、メロディーがあって…それを表現できれば、俺は何でもイイの!
●鮫島
楽器ありきじゃ〜ない、何を表現するかだよネ。
それではJNSの今後についてですが、オリジナルアルバムを出される予定はありませんか?
●吉長
このツアーが終ってから、レコーディングに入る予定ではある…ただ、予定は予定で決定ではナイ!ハッハッハッ!
●鮫島
ウン、ま〜その内ネ。できたらネ。
●西山
マっ、こんな感じで「ゆる〜い」感じでやってます(笑)。
●吉長
業界のテンポに合せたくないってのがあって、俺たちは俺たちのテンポでやりたい!そう言う事!
午後8時を少し回った頃、緊迫感溢れるインストゥルメンタル・ナンバーからJNSのLIVEはスタート。その後はジョニー吉長のVo.で、J.L&C時代の作品を含めたジョニー吉長名曲選的メニューで観客をグイグイとその世界に引き込みます。3人のコミカルなトークを交えながらのリラックスムードで進行しますが、演奏はテクニカル&スリリング!特にジョニーのドラムが快調です。後半は対バンで出演した地元バンドのメンバーとのセッションなど、楽しいハプニングもありました。タップリと3人のミュージシャンシップに浸ることのできた2時間でありました!
インタヴュー:2008年4月11日(金)
photograph
メインギターは最近、紺にリフィニッシュされたmoonのストラトモデル。[写真:上]P.U.はBartolini V-90s、ブリッジはWillkinsonのVS-100SSB。マスターVo.・マスターTone仕様で、アウトプットは舟形ジャックではなくボディサイドから取られています。インタヴュー中にもあるように音造りは全てVOXのToneLab[写真:下]で行われます。
鮫島秀樹はATELIER ZのJAZZ Bass。様々なスタイルの曲・プレイをコレ1本でこなします!
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取材協力
East Village Guitars
都雅都雅(トガトガ)
 〒600-8031
 京都市下京区寺町通四条下ル
 カメラのナニワB1F
 TEL.075-361-6900
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